XS&GX250/400作業(03年02月版)
今回の特集:エンジンオーバーホール(腰下編)

 

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今回オーバホールするエンジン

走行約3万Km  

 

 

 

 

 

 

 

 

分解後状況及び使用工具

 

写真は大分解更にそれぞれの 部品を取外す小分解作業で作 業時間は概ね2時間。 使用工具の中の右上の電動 バッテリ駆動のインパクトレン チの力は絶大なものがあります。(但し組立には使えません)

 

 

 

 

 

 

分解部品洗浄  

粗洗浄は灯油を使用し精洗浄にはホワイトガソリンを使用しました。
尚、洗浄後直ち組立てをしない場合にはガソリンに10%ほどのエンジンオイルを混ぜて使用してください。
(さもないと発錆の原因になります)

更に、クランクケース鋳物部品については鋳バリ湯じわを点検し、大きなものは、リュータで削り取ります。
(本来ならば新車の時にしたい作業です)
分解結果、ピストンは距離相応の摩耗でですが大きな疵など認められずシフトフォークにも異常な摩耗も
認められませんでした。(前使用者の丁寧な取扱いの賜物でしょうか)
とても頑丈なつくりのエンジンだと思います。

 


サンドブラスト
(アルミナ、しかも使い古しの細かい砂で加工)その後塗装アルキド系の塗料を用い20分程ガス抜き後加熱乾燥します。
(120℃)約1時間

(サンドブラストの映像は外注の為割愛 させて頂きます。)

 

 

 

 

 

組立作業その前にクランクシャフト曲がり計測

 メタル選定の上で必要な作業
 鍛造一体機加工なので, 曲がったものは見たことが無い
 今回の計測のクランクの曲がりは0,01mm以下でした。

 

 

 

 

 

 

コンロッド重量計測


手持ちの4本を計測しました

更に、重量配分を計測しました。

 

ピストン重量計測

  

 

 


組立前作業
コンロッドベアリング、クランク
ベアリングを磨く。
ピカール等で磨きあげる。

     写真は、コンロッドメタル
     この作業をしたことによって
     メタルのクリアランスが変化
     することはありません。 (mmオーダ)

(左 磨き前、右磨き後)

 

 

 

オイルクリアランス計測(プレスチゲージ使用)



本機の計測結果、クランク、コンロッドとも0.025mmとなり、許容範囲内に収まりました。
プレーンベアリングの寸法がいろいろあれば、もっと詰めたいところです



シフトドラム、変速歯車組み込み



腰下組立完了
エンジンを外す時に私の腰を少し痛めたので
この状態でシャーシに搭載し後は車上整備
の要領で、組み立てます。


(作業には危険が伴います、部品の損傷、怪我等は
   個人の判断と責任で行ってください)

 

 

 

#番外編

何機か、このエンジンを分解整備しました、とても頑丈なものと思いますが、
ただファイナルベアリングの締め込みが甘いのか、外輪が回転した形跡が
あり、気になるところで。毎回ロックタイトで固めております。

 

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